高野 博の 女川町Photo メッセージ 2011年5月3日-5

 5月4日、星見てい子さんたち目黒のボランチィアの皆さんは夕べからトン汁の材料の下ごしらえをして、第一保育所に避難されている皆さんに朝早くお邪魔してふるまってくれました。署長さんの計らいや阿部律子さんの声掛けもあって、70人ぐらいの方々がおいしいトン汁を堪能しました。お別れのときはみんなが部屋から出て、手を振って別れを惜しんでくれました。星見さんたちは9時過ぎ女川町をたって気仙沼へむかいました。本当にありがとうございました。

   5月4日の朝、5時半、女川原発を見に行こうと、4人で出かけました。途中でまだがれきのまま破壊された浜浜を見て、本当に生活と漁業が壊滅した姿を目の当たりして胸が締め付けられる思いがしました。また、女川原発の敷地が14メートルあって、13メートルの津波に耐えたといわれていますが、敷地の高さもそんなに高いとは思えず、本当に紙一重で助かったのかと感想を語り合いました。
 5月4日昼、今度は、東京から来た夫人と岩手県一関の方が女川原発をぜひ見たいというので、ご案内しました。道々原発の話をし造詣の深さを感じさせられました。それにしても、女川原発の外観の様子が少しおかしいと思いました。多くの人に原発のこと、労働者被ばくの上に成り立つ原発について考えていただけたらと思いました。

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