高野 博の 女川町Photo メッセージ 2011年6月13日
< オーストリアの記者が  >

6月13日
ドイツもスイスも原発からの撤退を決めました。
イタリアも国民投票で圧倒的に原発ノーです。
オーストリアの記者が取材に来ました。
小屋取の浜で取材を受けました。
安住町長は再開容認ですが・・・。
なぜ原発反対が勝てないのですか。
あなたはなぜ反対している二ですか。
ストレートに質問してくるので、戸惑いました。
悲惨な被害を見て、被災者へのインタビューも申し込まれました。そして、夕方遅くまでカメラを回し続けたようです。
その誠実さに打たれました。

後日放送されたオーストリア国営放送ORFのニュース内容概略
「女川町が地震/津波でどのような被害を受けたか、原発を抱える町でもあり、高野さんは数十年原発反対の立場を取られて来た数少ないお一人で、なぜ女川に原発が必要ないと思われているか、そして、町民の方も、強い反対は表立って見受けられなくても、話を聞くととても安全性などに不安を感じておられる」
  < 兵庫県から  >

6月13日
兵庫県から、科学者や労働組合の方が視察に見えられました。
女川原発のことはほとんど知られていませんでした。
外部電源が5系統のうちたったの1系統しか使えなかったこと、
地震で高圧配電盤が焼け焦げたこと、
津波で熱交換器が水没し使えなくなったこと
首の皮1枚で安全を確保したことをお話ししました。
復興計画では、地元の若手の方々が頑張っていることを大切にしてはと、アドバイスがありました。